インプラント ケース:11
本日のインプラントは、左側下顎6・7番。
骨の高さは十分あるのですが、幅が極端に不足している症例でした。
そのような場合には、スプリットクレストというテクニックを使用します。
歯槽骨に溝を入れ、溝の間を徐々に拡大していきます。
また拡大していく過程で骨質がコンデンスされて密になるのもまたメリットといえるでしょう。
このテクニックを駆使しすると、幅の狭い歯槽骨でもインプラントが可能となります。
骨が不足している症例で、普通にドリリングをしてしまったら、インプラント周囲の骨がすっかりなくなってしまうからです。
この症例もCTシュミュレーションの結果、舌側に傾いていることが術前審査で明らかになっていたので、インプラントも傾斜埋入することにしました。
麻酔が覚めた頃に電話で状態を確認させていただきましたが、痛みもなく状態も安定していると聞きました。
水曜日は堀歯科医院も休診ですので、そのような確認の電話は患者さまだけでなく、私自身も安心することができるのがメリットといえます。