インプラント ケース:2
インプラント埋入オペがありました。
左側上顎5・6・7番相当部です。
この方は、半年前にブリッジの後方支台が抜歯になりました。
3?4年前までは、堀歯科医院に定期的にメンテナンスに来院されていたのですが、このところ来院されていなかったので、少々心配していました。
(エムドゲイン法を用いた歯周病治療を他の部位に行っていたので、印象に残っていたのです。)
その後、GBR法を行い、インプラント埋入のための歯槽骨増大を試みました。
サイナスまで1ミリ程度しか骨がなく、すぐにインプラントを埋入することができませんでしたが、
GBR法により6ミリまで増大させることができました。
6ミリと言ってもまだ骨量が不足しています。
そして本日、ソケットリフトを併用したインプラント埋入を行いました。
ワンピースタイプのHAコーティングインプラント12ミリを3本埋入しました。
ソケットリフトにて、シュナイダー膜を6ミリ挙上したことになります。
初期固定も十分得られたので、明日の来院が楽しみです。
それにしても、抜歯時期の遅れた患者さまが、その後インプラントを希望されると、
どうしてもファイナルまでいくまでの期間が長くなってしまいます。
この方の場合は、抜歯後10ヶ月から1年にようやくファイナルの予定です。
骨も増大させることができる時代になってはいるものの、やはり患者さまの自前の骨(自家骨)
が最初からある方が良いということは言うまでもありません。
インプラントも治療オプションに含めている方は、時に戦略的抜歯もやむを得ないと考えています。