長期に安定したインプラントを目指して : その11

先日スプリットクレストを併用し、同時にインプラント埋入を行った方が術後の経過確認のために来院されました。

スプリットクレストとは、骨幅が不足した症例に対して、垂直的にスリットを入れ、その間にインプラントを埋入する術式です。

この方法を採用した場合、骨幅が不足している症例でも骨をドリリングで失うことは避けることができます。

堀歯科医院ではインプラントと歯列矯正の患者さまが来院されると、毎回症例写真を撮ることを常としておりますが、この方のインプラント埋入前の骨幅と比較すると4ミリ近く骨幅が増大させることができたことを確認しました。

後方の大臼歯部の歯肉形態とほぼ同程度まで幅が増大したことにより、歯磨きもしやすくなることでしょう。

現在のところ、ペリオテスト値は―3ということで、インプラントも比較的安定した状態と判断することが出来ました。

この方は、次回は次のステップに進むことになるでしょうね。

2009年2月18日

hori (01:31)

カテゴリ:治療例

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