インプラント ケース : 32

本日のインプラントは、下顎臼歯部。


第二大臼歯根尖および第二小臼歯根尖には病気があり、保存が困難な状態でした。


また第二大臼歯後方の親知らずは、歯の方向が悪く、咬み合わせまで含めてトータルで考えると、こちらも抜歯した方が良いと考え、こちらも抜歯を行うこととなりました。


咬み合わせ全体の中で、奥歯に異常な咬合接触がある場合、その部分が接触しないように、生体は回避運動をする傾向があるので、インプラントに悪影響がある可能性があったのです。


さて、実際の治療ですが、第二小臼歯は抜歯を行い、抜歯即時埋入を行いました。

ブリッジのダミー部分に相当する第一大臼歯部には、歯槽骨が十分ありましたので、同部位にはインプラントを2本埋入し、骨欠損の程度が著しい第二大臼歯部への埋入は避けて、第二大臼歯と親不知の間に存在する歯槽骨に1本埋入いたしました。


最後方のインプラントは、方向にしても長さにしてもシビアなケースでした。

最終的には、第二小臼歯以降のインプラントブリッジを装着する予定となります。

2009年6月 2日

hori (18:30)

カテゴリ:治療例

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