インプラントケース : 33
本日のインプラントは下顎右側臼歯部。
第二小臼歯はブリッジの土台で、歯根との間は広範囲に虫歯になっており、保存不可能という状態でした。
来院が遅れたために、歯根の半分は虫歯でぼろぼろという状態だったのです。
健全歯質を明示しつつ、歯槽骨との間隙にへーベルを挿入し、無事抜歯へといたりました。
第二小臼歯を抜歯した後、そこから後方へ4本のインプラントの埋入です。
歯槽骨は十分にあるようにパノラマレントゲンでは診えるものの、CTで骨質の状態を診てみると、骨質が不良、しかも皮質骨もそれほど多くはないという状態でした。
このようなインプラントオペでは、通常通りのドリリングでは初期固定が得られません。
今回はいわゆるアダプテーションテクニックを用いて、良好な初期安定性を得ることができました。
そのため、これらのインプラントは比較的早期に負荷をかけて行く予定となっております。