インプラントケース : 34
今回のインプラントは上顎左側臼歯部。
保存な不可能な歯牙を抜歯してからのインプラント埋入となりました。
通常上顎臼歯部であれば、上顎洞までの距離がなく、サイナスリフトやソケットリフトなどのテクニックを併用するケースが多いのが現状ですが、この方は、両側の上顎洞領域は上顎洞炎手術の既往による変形性治癒が認めれられ、上顎洞が骨で満たされたような状態となっていたために、インプラントで初期固定を得ることは比較的容易な症例でした。
通常の抜歯即時インプラントの術式で埋入オペを行い、良好な経過を辿っております。
患者さまご本人の感想としては、『痛みも腫れもないのも驚いたが、口臭がなくなったのがうれしい。』とのことでした。
やはり口臭の原因となっている歯牙を抜歯すれば、口臭がなくなるというケースも少なくありません。
抜歯と同時にインプラントを埋入すれば、しっかりと咬めるという状態を維持した状態で口臭からの悩みも解消することができるということになります。