インプラントケース : 35

今回のインプラントは上顎フルのケースです。


この方は堀歯科医院で数年前に右下臼歯部にインプラント治療を受けられた患者さまです。


以前から『入れ歯が落ちてきて、人前でお話しすることが出来ないのが困っています。近いうちに上顎にもインプラント治療を受けて、人前で自信を持って話ができるようになりたいです!』とお話されていました。

今回は、7本のインプラントで上顎全体の補綴物を支える治療プランとなりました。


長きにわたって総入れ歯を使用されてきた方の顎の歯槽骨は、吸収の程度も激しく、ドリルを使用しないOAM(大口式)インプラント、血管や神経を傷つけないピエゾサージェーリーを使用したソケットリフトやリッジ・エクスパンジョン、メンブレンを使用したGBR併用のインプラントは、当然のことながら必須の症例となりました。

 

もっとも歯槽骨が十分にあったのは、サイナス後壁に沿って若干傾斜して埋入した最後方部分でした。

こちらも痛みも腫れもなく経過していますが、インプラントが歯槽骨とオステオインテグレーションをするのを待っている状態です。
 

インプラントによる治療が進み、早く誰とでも楽しく会話ができるようになるのであれば、これほど歯科医師冥利に尽きることはないと考えております。

2009年10月27日

hori (14:26)

カテゴリ:治療例

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