歯医者の告白!
先日私が参加したセミナー終了後の懇親会の席でのことです。
私が何気なく、『私たちと同世代の歯医者は大学でインプラントを習っていません。
それゆえ、インプラントに関しては、すべて卒後自力で勉強して現在があるんです。』と告白しました。
それを聞いた業者さん、『えー!!!そうなんですか!!!』という返答。
私が何気なく、『私たちと同世代の歯医者は大学でインプラントを習っていません。
それゆえ、インプラントに関しては、すべて卒後自力で勉強して現在があるんです。』と告白しました。
それを聞いた業者さん、『えー!!!そうなんですか!!!』という返答。
これだけインプラントが普及している状況を考えると、当然大学で授業を受けていると考えるのが自然です。
しかしながら実際は、少なくても卒業年度が私と近い歯科医師の卒直後のインプラントに関する知識は、概ね皆無であったと思います。
私が学生だった頃には、インプラントはまだ確立された学問ではなかったために、大学では積極的には行なわれておらず、またそれゆえに学生にも講義を行わず、という状態だったのです。
(当時のインプラントは、海のものとも、山のものともいえないと考えていた歯科医師も少なからずいたので、インプラントによるバッシングを避けたい気持ちがあったのかもしれません。)
その一方で、毎日のように入れ歯で苦労されている患者さまの様子をみるにみかねて、開業歯科医師は積極的にインプラントを行なっているものも多かったと聞きます。
そういう意味では、特に日本おいてのインプラントは開業医主体に進化を遂げてきたと言っても過言ではありません。
今でこそ、各大学でインプラント科が新設されたりしてはいますが、それは極々最近になってのことなのです。