親知らずから再生歯根!

親知らずから幹細胞が発見されたそうです。これは歯根再生が可能となるということになります。

歯根再生が可能なら、インプラントより再生歯根という時代が来るでしょうね。

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歯根再生:親知らずから幹細胞 岡山大病院・園山助手らが発見 /岡山

 ◇ミニブタで成功

 岡山大病院(岡山市鹿田町)補綴(ほてつ)科の園山亘助手(35)らのグループが、 発育途中の親知らずの歯根から、さまざまな細胞に分化する能力を持つ新たな幹細胞を見つけた。 同種の幹細胞がミニブタにもあることが分かり、ミニブタを使って世界初の歯根再生にも成功。 研究成果は昨年12月20日、米科学雑誌「プロスワン」に発表した。 これまでに見つかっている幹細胞より増殖能力などが優れており、歯の再生医療への応用が期待される。

 園山助手が米国留学中に米、中、韓の研究者らと共同研究。 米国の18-20歳の男女16人から提供された親知らず18本を調べた結果、 歯根の先にある軟組織から新たな幹細胞を発見した。この細胞は

歯根部分で既に見つかっている別の幹細胞より分裂回数が多く、 象牙質を作る能力も優れていることが判明。

 更に、ミニブタから同種の幹細胞を取り出し、特殊な培養液で増殖。その後、 歯根型に成形した骨や歯の主成分「ハイドロキシアパタイト」をこの液に浸し、 歯根膜に分化する別の幹細胞を加えた上で、ミニブタの口内に移植した。その結果、象牙質や歯根膜を持つ "バイオ歯根"として再生できた。

 園山助手は「人間で実用化するには、(バイオ歯根が) 機能する期間やそしゃく感覚の回復の有無などを、よりヒトに近い動物で検討する必要がある」と話している。 【佐藤慶】

 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年1月10日】

2007年1月10日

hori (22:43)

カテゴリ:コラム

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