インプラントの実績

「先生はインプラントの実績はありますか?」


堀歯科医院ではこんな質問メールを受けました。

そもそもインプラントに限らず実績とはどのようなものでしょうか?

インプラントで言えば、埋めて「はい!おしまい。」というものではなく、その後長期間に渡って問題なく使用できているかというところが何よりも重要であるはずです。


何本埋めれば実績があるのでしょう?


誰と比べて多ければ実績があるといえるのでしょう?


お金を有効に使いたいという気持ち、失敗したくないという気持ちは十分に分かるのですが、それについて、 こちらは答えようがないように思います。


インプラントは歯科治療の中でも歴史の浅い治療法です。


30年〜40年というところかと思います。


その間新しいシステムが生まれては消えていきました。


また各企業もより良いインプラントを模索している感があり、少し前に良しとされていたシステムがもう販売されていないこともあります。


材料も日進月歩で、マイナーチェンジのスピードは本当に早く、私が以前埋入したインプラントは特に問題なく使用できている としか患者さまにもお伝えできません。


同一のインプラントを一定数以上埋入し、長期に渡り経過観察しないことには、そのシステムについての実績があるとは言えないように思います。

2006年3月10日

hori (23:18)

カテゴリ:治療コンセプト

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