私たちがインプラント治療行う意義
インプラント埋入のためのステントを作製しました。
インプラントのシュミュレーションを行うために必要となるのです。
今回のインプラントは、下顎左側4・5・6・7番相当部、右側7番相当部。
左側の7番はブリッジの土台として使用していましたが、歯根破折により抜歯となり、5番も歯牙の動揺が大きく保存困難だったため、抜歯になりました。
今回のケースのように、咬合力が過大な場合、良く咬める所から歯牙が壊れてくることが多いです。
後ろに入れ歯が入っていても、やはりその時存在する最も後ろの歯牙が壊れてくることが多いように思います。
人は入れ歯を入れていても、やはり一番咬めるところで咬みたいのかもしれません。
そしてその場所は多くの場合、自分の歯牙のあるところ、いわゆる入れ歯のある場所ではないのです。
その歯牙が負担できる以上の力がかかってしまうから、その歯牙はだめになるのです。
その一本の歯牙を守るために、私たちはインプラント治療を行っているのです。