インプラント治療にはやはり診査・診断が重要!

インプラント埋入希望の方のCTシュミュレーションが完了しました。

今回のインプラントは、骨の高さも幅も一見すると十分にあるのですが、下顎骨形態が舌側に大きくくびれている症例で、ファイナルの方向まで考えると、インプラント埋入のベストな方向と長さは、『この一点しかない!』というくらい、実は難易度の比較的高い症例でした。

CTによるシュミュレーションを行った場合、そのような下顎骨形態は一目瞭然で判断できますが、仮にCTによるシュミュレーションをしない場合、手指や器具によるボーンサウンディングが必ず必要となります。

最近、各種インプラントメーカーも競争が激化しているからか、『掘って埋めればくっつきますから、使ってくださいよ〜。』などといった非常に安易な言葉で営業をかけてくるインプラントメーカーもあります。

CTは一つの診査手法でしかないことには違いありませんが、営業の言葉を真に受けて、ろくに診査をすることなくインプラント治療を行うことは、大変危険であるだけでなく、将来的にインプラント治療に対する国民の信頼を損ねる可能性もあります。

堀歯科医院ではこれまで特に失敗もなく、インプラント治療を行ってきておりますが、やはり常に術前の診査・診断を確実に行い、これからも安心・安全・確実なインプラント治療を進めていきたいと今更ながらに思いました。

2008年3月12日

hori (23:35)

カテゴリ:治療コンセプト

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