治療の流れ
一般的な治療の流れです。
*インプラント治療の流れ
インプラント相談・基本検査
インプラントドクターによる口腔内診査、歯周病検査、虫歯検査、顎関節部の診査、パノラマレントゲンによる診査など
精密検査
CTによる歯槽骨レベル、下歯槽神経や上顎洞の位置の把握、インプラントを埋入する場所の骨密度の把握
インプラント埋入手術
本数にもよりますが、1時間?1時間半くらい必要となることが多いです。
消毒・抜糸
インプラント埋入後は、傷口が化膿しないように周囲の消毒を繰り返すと共に、周囲組織の治癒促進のために、炭酸ガスレーザーを繰り返し照射していきます。
来院日は、インプラント埋入翌日、3日後、1週間後と徐々に期間を長めにして、経過を診ていきます。その後は2週間後、3週間後・・・と経過を診ていきます。
抜糸は1週間から2週間後に行います。
3週間から4週間経過したら、軟毛の歯ブラシから始め、徐々に歯磨きを元に戻していきます。
歯磨きが十分に行えるようになる前には、グルコンサン・クロルヘキシジン溶液による定期的な洗口をお勧めしています。
歯の装着
インプラントが歯肉・骨に十分なじんだら(3ヶ月から半年)、インプラントに歯を被せる治療を進めていきます。
保証
当院では、インプラントおよびその上部構造について、5年間の無料保証を行っています。
※当院推奨の間隔で定期的にメンテナンスに来院されている方に限ります。
メンテナンス
インプラントは仮に問題が生じても、痛みが出にくい構造をしています。
そのため、痛みがなくても、特に不自由を感じていなくても、定期的に当院に来院していただく必要があります。
インプラントを長持ちさせるために、定期健診とプロフェッショナル・ケアを受けられることを強くお勧めしています。
1.歯のない部分に、インプラント本体を埋めます。
麻酔をするので、処置中に痛みはありません。
そして、上部構造を立てるためのネジ構造をカバーします。
歯ぐきをとじて、インプラントと顎の骨がくっつくのを数ヶ月待ちます。
2.上部構造を取り付けます
インプラントと骨がくっついたら、歯の部分を作ります。
まず、カバーをはずします。
インプラントに上部構造をはめ込みます。
ネジでしっかり固定します。
3.歯が入って完成です
型を取って、次回、歯が入ります。
インプラントを安心・確実に行うために
堀歯科医院のインプラント治療では、埋入オペ前にCT撮影を行っています。
このインプラント前のCT撮影を行う目的は、インプラント埋入を考えている部位に、どの程度の骨があるのか、骨質はどのくらいなのかについて、予め把握することにあります。
CTなしでインプラント治療を行う歯科医師も少なくありませんが、個人的には、歯科医院でルーチンに撮影されているパノラマエックス線写真だけでは、やはり情報量が不足していますね。
CT撮影時には、堀歯科医院ではステントといって、プラスティックの装置にエックス線不透過のピンを埋め込んだものを患者さまには装着していただいております。
今日は休診日を利用して、明日セットのステントを製作しておりました。
通常は、歯科技工士に製作を依頼しているのですが、納期が遅くなる場合は私自ら製作することもあります。
ほんの数日早くなるだけなのですが、患者さまの喜ぶ顔を早く見たいというアツイ思いで、休みを潰しての技工です。
咬んでいるようで、押しつぶしているに過ぎない入れ歯から、一日でも早く卒業し、再び咬める喜びを味わって欲しいと切に思う私でした。
歯並びを治して、インプラントをしよう!
30歳以上の方には、歯並びが不良であるために、歯牙を喪失する結果になってしまった方が少なくありません。そのような方のほとんどは、矯正を標榜している歯科ではなく、一般歯科を来院されるので、被せで対処する方法がルーチンに取られております。
(残念なことですが、矯正治療を行っていない歯科医院で、わざわざ矯正の話はしないのが現状なのです。)
そのため、本当は歯並びが悪いことを気にしているにもかかわらず、他の歯科医院では奥歯の方にどんどんブリッジを入れるような治療を繰り返されて、後になって実は歯列矯正に興味があったというケースは枚挙にいとまがないのです。
でも、堀歯科医院では、歯列不正がある状態で、歯牙がない部位があったり、被せもたくさん入っているというケースであっても、歯列矯正治療を行なっております。
まず歯列矯正を行い、その後、被せの形態が不良な部位には被せの再治療を行い、歯牙がないところにはインプラント治療をすればいいのです。
実際、堀歯科医院の初診で入れ歯が入っていた患者さまが、治療終了時には、歯並びが整い、取り外し式の入れ歯も不要になったという方がいるくらいです。
(この方の治療には、再生療法、インプラント治療、歯列矯正、審美歯科、歯肉の移植術など多くのテクニックを使用しました。)
正直なところ、同じように歯列不正でも、歯牙がない部位があったり、不良な被せがすでにお口の中に存在している患者さまに、歯列矯正を行うことは、被せも欠損もない通常の歯列矯正とは異なる技術が必要となります。
このような技術は、大学時代には決して教わることはない内容なので、私たちが日夜、研鑽に明け暮れる日々が続くのもむしろ当然のことなのです。